今日の JavaOne Tokyo
JavaOne Tokyo に行ってきました。
基調講演はわりと一般向けな内容でした。Java Studio Enterprise 8 と Netbeans のデモはなかなか良かったかな。
Studio は、他の開発環境で開発したソースコードをインポートして、UML を生成したりできるようです。Netbeans は、これまでの swing アプリではとても厄介だったレイアウトマネージャの扱いを見直して、使いやすくなっているようでした。ロケールやルックアンドフィールを変えてもレイアウトがきちんと保存されてるのはすげー。
セッションは結局 2 つしか見てきませんでした。
- Using Dtrace on Java and Solaris Applications
意外と普通の DTrace の説明でした orz
Java 固有の部分の話もあったけど、スライド 1 枚分...
ちなみに、DTrace の Linux へのポーティングは、ライセンスの問題があるから難しそうとのことでした。なお、FreeBSD へ移植するプロジェクトはすでに立ち上がっています。(FreeBSDTrace)
- サントリーにおけるJavaバッチフレームワーク化の取り組み
業務上、役にたつかと期待していたのですが、さすがにちょっと過度な期待だったのかも。
メインフレームで稼動していたバッチジョブを Java 化するために、フレームワークを作りました、という話と、フレームワークの中身の話。
メインフレームの COBOL を単純に Java に書き換えると遅くなってしまうことがあるらしい。ちょっと意外でした。(まあメインフレームの性能にもよると思いますが)。文字コードとか外字とか、移行にまつわる問題点も吸収してくれるのかなぁ、と期待していたのですが、その辺の話は出ませんでした。
イメージ的には、
メインフレームのバッチ => J2EE(EJB) + フレームワーク
COBOLアプリ => Javaオブジェクト
という感じみたいです。データはどっちも DB。
フレームワークは、Applet のようなコールバックインターフェースを用意して、アプリ側ではそのインターフェースにしたがって Java オブジェクトを作る、というタイプのものでした。
Java オブジェクトは POJO だと説明していましたが、コールバックインターフェースを用意している親クラスを継承しなければいけないので、POJO とは言えないと思いましたが...。
# これって、結構きつい制限だよなぁ。
# なんで interface じゃないんだろ?と、ちと不思議でした。
あとは例によって、Sun グッズや Java グッズをいろいろゲットしてきました。
こういう仕事は楽しくていいですねぇ。