tsucchi’s diary(元はてなダイアリー)

はてなダイアリー(d.hatena.ne.jp/tsucchi1022)から移行したものです

長崎のアレについて

スパコン開発で「ゴードン・ベル賞」 長崎大助教ら受賞 「国内最速」安価で実現 / 西日本新聞

長崎大工学部の浜田剛助教(35)のグループは26日、国内最速のスーパーコンピューターを開発し、米電気電子学会の「ゴードン・ベル賞」(価格性能部門)を受賞した、と発表した

(中略)

GPUを大量につなげられるプログラムの開発が成功のカギとなり、数百億円規模が必要とされる開発費用を3800万円に抑えたという。

すばらしいことだと思いますし、おめでとうございます。と思います。

でも、ね、なんだか巷の反応見てるとやっぱ納得いかないよ。(ちょっとアレですが、巷の反応の一例↓)

国内最速のスパコンを長崎大学が3800万円で開発してしまった件:アルファルファモザイク - 2ちゃんねるスレッドまとめブログ

長崎大学のスーパーコンピュータがIEEEの「ゴードン・ベル賞」(価格性能部門)を受賞 - スラッシュドット・ジャパン

みんな算数できないのかね?
GPU 760個で、開発費用が 3800万円。割り算すると、ちょうど 5万円です。

この「開発費」ってGPU の値段じゃね?

ソフトウェアの開発費用も、空調も、設置にかかるお金も全部入ってないとおもうんだけど違うかな?

先生(と手伝った学生)ががんばったから?

そうかもしれません。でも、だとしたら、民間企業(政府のお金で作った場合も含む)の作るスパコンとは比較しちゃ駄目でしょう。

そういう比較をされてしまうと、スパコンで飯を食っている企業が死んでしまいます。