tsucchi’s diary(元はてなダイアリー)

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本屋さんの衰退について、思うこと

私、本屋さんは結構好きです。本も年間で数万円(もしかしたら10万超えてるかも)くらい買ってますし。何しろ、アメリカに長期(?)滞在してたころも、現地の本屋に入り浸っていたくらいですから。(証拠)

街の小さな本屋がなくなる! 大型店も出版不況に苦しむ - J-CASTニュース
全国の書店、7年で2割減少 - スラッシュドット・ジャパン
街の本屋 - 日本 GNU AWK ユーザー会 0.2
潰れて下さい。遠慮なく。 - おごちゃんの雑文

で、↑このへんのニュースやエントリ見てると、何とも悲しい気持ちになる反面、ちょっと...と思うこともあります。特に小規模な町の本屋さんに対して。

都会にあるような大きな書店はアマゾンなんかの直接の競合だと思います。アマゾンだって売り切れなこともしばしばあるから、品揃えで勝負するのは十分可能だと思います。というか、そうするのが大規模書店の生きる道なのだと思う。アマゾンには無い、「中身を見てから買える」という圧倒的な強みもあるし。(アマゾンも物によっては中身がちょっと見れるけど、現物をパラパラめくるのに比べるとやっぱり厳しいと思う。たとえ技術がもっと進んだとしても。)

で、小規模書店。前から思ってたのだけど、何故小さな本屋は個性というか、自店の特徴を出さないのだろうか、ということです。大規模書店をそのまま小さくしただけ。下手すると雑誌と漫画と文庫とベストセラーの新書しか置いてない。だから新刊だとコンビニと勝負しても優位性が出ないし、大規模書店やアマゾンとは全く勝負ができない。まあ潰れるのも仕方がないのかもしれない、とも思ってしまいます。

だったらいっそ、漫画しか置かないとかコンピュータ書籍しか置かないとか、あるいはエロ(ry。まあそれは極端にせよ、「○○なら、あの本屋ならあるかも」と利用者に思わせる工夫はしなきゃダメじゃないか、と思うのだけど。

たとえば、自分が経営者だったら、どうするかな?ありきたりだけど、漫画をいっぱい置くのが儲かりそうかな。1巻だけ自由に立ち読みできるようにして、あとはカバーかけるとかどうだろ?

...とかなんとか、ちょっと考えただけでもできそうなことって結構あると思うのだけど。それともこういう些細な工夫も阻むほど再販制度とか流通業者ってひどいのかなぁ。

とりあえず、町の本屋はもっと頑張ってください。やっぱり潰れるのは悲しいし。